メタボリックシンドロームとは
メタボリックシンドロームという名前と対策が叫ばれていますが、これはどういう意味でしょうか。
このメタボリックシンドロームには、まず当てはまる肥満の型があって、内臓脂肪型肥満(内臓肥満・腹部肥満)の人がそれにあたるのです。
これに高血糖・高血圧・高脂血症のうち、二つ以上を有している状態が、メタボリックシンドロームです。
日本では、これまで海外で定められたメタボリックシンドロームの診断基準を元に、診断、対策がなされていました。
ところが、かねてより待望されていた日本独自の「メタボリックシンドロームの定義と診断基準」が、2005年4月に開催された日本内科学会総会において発表されました。
それが日本の診断基準となり、その対策が考えられています。
その具体的な診断方法としては、まず内臓脂肪のたまり具合ををウエスト径で判定します。
男性は85cm以上、女性ならば90cm以上を基準値としています。
この内臓脂肪を腹部CT画像で精密に測定したとしましょう。
そうした場合、このウエスト径の数字は断面積100平方センチに相当することになります。
これによってタボリックシンドロームと判断されて、対策が必要だということになるのです。
このようにメタボリックシンドロームは今や世界中で注目、問題視されており、対策のための様々な研究がなされています。