コンドロイチンとは
今テレビや雑誌などでよく見ることのある、コンドロイチンというサプリメントは、どういったものなのでしょうか。
コンドロイチンとはもともとギリシャ語で「軟骨のもと」という意味があります。
一種の「ムコ多糖類」で、加熱されたときにジェル状へと変わる性質があります。
「ムコ多糖類」とは「粘りを持った多糖」という意味で人間の肌の奥にある真皮の主要成分のひとつでもあります。
人間の体においては骨と骨をつなぐ軟骨の部分に存在し、そのねばねばした粘性が、骨同士が摩擦しないように、クッションのような役目を果たしています。
そのほかには、眼球の角膜、皮膚、肝臓や腎臓などの内臓にも含まれていて、体内の細胞をひとつひとつつなぐ役目もしています。
またもうひとつの大切な役目が、体の中の水分コントロールをする、というところです。
それはコンドロイチンが、非常に高い保水力を持っているという証です。
このような性質が生かされて、哺乳類や魚の軟骨から抽出され、さらに精製され、化粧品やサプリメントに使われるコンドロイチンが生まれているようです。
特に多く作られているのは、サメの軟骨から抽出されるコンドロイチンです。
そんなコンドロイチンの安全性は、アメリカ食品医薬品局でも認められているほどです。
このような大切な働きをするコンドロイチンは、私たちの健康を推進するものとして、これからまだまだ必要とされていくのではないでしょうか。