BEAUTY LAB'S BLOG

合言葉は”永遠に美しく”!

ダニがもたらす病気

ダニがもたらす害は、アレルギーの元になるだけでなく、他の病気や犬猫などのペットにも病気をもたらします。

その中でも人にもたらす病気で、疥癬(かいせん)という病気がありますが、これはヒセンダニというダニの一種が皮膚の角質層内に寄生してしまう感染症です。

疥癬(かいせん)という病気は、とにかくかゆくて仕方ないことが顕著な症状で、布団の中にいたりして体が温まったときなどに痒くなるのです。

赤い小さなぽつぽつ、しこり、がさがさが体、腕、脚などに見られます。

体の柔らかい部分に疥癬トンネルと呼ばれる細長い線状の発疹が出来るのが特徴です。

疥癬(かいせん)という病気の主な感染経路は、人から人へ、肌の接触で移っていきます。

寝具などを介して感染することもあるので、最近では老人ホームや、寝たきりの患者さんから感染することが多くなっています。

ダニがペットにもたらす病気にはバベシア症というものがあり、マダニによって媒介されるバベシアという原虫が、犬の赤血球に寄生する病気です。

マダニに刺され、バベシアのせいで赤血球を破壊された犬は、ひどい貧血を起こし、ひどい場合は歯茎や舌が白っぽくなって血の気も失せ、オシッコが赤や黄色になったりするという症状が現れます。

幼犬や老犬では死にいたることが少なくありません。

このような恐ろしい病気、バベシア症の予防をするためには、まずはマダニに刺されそうな山や草むらに犬を連れて行かないことがなによりです。

また丹念にブラッシングしてダニがついていないことを確認してあげるようにし、ノミ・ダニ予防用の首輪やスプレーなどを用いてダニから守ってあげることも大切です。